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ADMRコラム102 店長のつぶやき、工場長の独り言
★店長のつぶやき
「ボーナス月なのに出足は芳しくない。6月まではなんとか目標をクリアしてきたが、このままいくと厳しい。『計算できる戦力に育った』6年目の社員が最近異動になり、新入社員が2人配属された。人数か増えたとはいえ新人2人は未知数で、育成するのに自分を含め周囲の社員の負担は少なくない。
異動になった若手社員が順調に成長したことで、育成手腕が評価されたらしい。嬉しくないわけではないが、せめて一人は中堅かベテランが欲しかった。『数字がある程度予想できる』し、あれこれ指導する手間がかからない。それ以上に、店長である自分の片腕となる存在を求めていた。
副店長はいるが、マネジメントは向かない。プレーヤーとして実績はそこそこ残しているものの、拠点の運営について相談しても関心が薄いのか、期待するような答えが返ってきたことがない。異動した6年目の社員の方が、むしろ相談相手として頼れたくらいだ。
上司は『状況は分かっている。大変だけど頑張ってくれ。期待している』と言ってくれた。しかし、計画数値を下げてくれることはないし、下回る状況が続けば『(新人とはいえ)人数が増えたのにどうなっている』と叱責される可能性が高い。新人2人が戦力になるには少し時間がかかる。自分の若手時代のようなスパルタ式指導なら成長は早いと思うが、ハラスメントが心配なうえ、退職してしまったらそれこそ上司から何を言われるかわからない。
副店長ともう一度、拠点の今後の取り組みやマネジメントについて、じっくり話したいと最近は考えている。」
★工場長の独り言
「仕事はいつも忙しい。営業から『何とかならないか』と言われる。できるだけ応えようとは思うものの、入庫予約に余裕はほとんどない状態が続いている。基本的にマンパワーが足りない。欲を言えば2人、最低でも1人はメカニックを増員してほしいが、整備士不足の時代、会社が頑張ってくれても簡単ではないことはわかっている。
現在の戦力で少しでも入庫台数を増やしていくしかない。3年目、4年目の若手メカニックは作業を一通りこなせるようになってきたが、仕事への熱意がないというか、忙しくても定時に帰りたがる。『残業代より、早く帰ってゲームがしたい』そうだ。その分、中堅からベテランに負担がかかっている。若手が1日1時間くらい残業するか、スキルを高めて効率を上げてくれればと思うが、強く言って退職されるのも怖い。
能力がないわけではないし、不真面目でもない。ただ、自分の若い頃と比べると『技術で同僚に負けたくない』といったガツガツしたところはないし、残業で給与が増えて喜ぶどころかプライベートの時間が少なくなると不満そうだ。そのギャップを埋めるためにどうコミュニケーションをとったらいいか、有効な方法が見つからず、もやもやした気持ちを抱えながら日々、過ごしている。」
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自動車販売店の店長、工場長の悩みと本音をまとめると、こんな内容になるのではないか。限られた人的資源をどうマネジメントしていくか。若手との考え方の違い、上司や会社からの期待とプレッシャーの中で結果を出すことは容易ではない。拠点のポテンシャルを高めるたにも、店長、工場長のマネジメント、リーダーシップのスキルをどう磨いていくか、本人だけでなく会社としての取り組みが今こそ求められている。
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