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ADMRコラム90 サッカーの資格の意外な使い方

「何やってんだよー」「ちゃんと見ろよ」「シュート外すなよー」


私は現在、地域のスポーツクラブで小学生にサッカーを教えている。かつて教員だったときに、サッカーのことをもっと学びたいと思い、サッカー協会が主催する研修会に参加して、「C級コーチ」というライセンスを取得した。教員時代にはそれを活用することができなかったのだが、最近縁あって地域のスポーツクラブでコーチをしている。


ライセンスを取得する前に部活動でサッカーを教えているときに、よく聞かれたのがはじめのような言葉だ。もちろん尊敬すべき先生方、コーチもいる。ただやはり試合をいくつも観ていると、中には「何やってんだよー」という言葉が聞こえることもある。よく考えてみると、私自身もそういう傾向があったのかもしれないと反省している。


果たしてこれはコーチングと言えるのだろうか。「何やってんだよー」という言葉には何の解決策も示されておらず、結果のみにフォーカスしている。はじめに挙げた言葉はすべてその要素を持っているのだ。これでは子どもたちは一体何をすればよいのかわからず、むしろ挑戦することをやめてしまう可能性さえあると思う。


コーチングライセンスを取得した際、よく言われたのが「選手にプレーの判断を考えさせましょう」ということだった。実践として自分たちで練習を運営していく中でやってみると結構難しい。プレーを観察する。課題となりそうなプレーを取り上げて一旦止める。「なぜそのプレーをしたの?」とか「このプレーも考えられるけどどうだろう?」とか議論していく。再度プレーを促す。この繰り返しがサッカーのコーチングの基本のようだ。


いま振り返ってみると、選手の考えを尊重するというのが基本スタンスなのかもしれないと思う。「その選択は間違っていない、でもこのやり方もできたのでは?」と問うことでプレーの幅を広げていく。そして再度同じようなシチュエーションで、より効果的な判断ができるようにしていく。


これは一般社会でも応用可能だ。例えば上司が部下の行動に「目標に届いてないけど」と指導するのはよく見られる光景だ。しかしこの言葉には解決策がない。結果にのみフォーカスしている。これでは部下の成績が伸びることは難しく、やる気を失っていくこともあるだろう。


コーチングを応用すれば、目標未達の理由を一緒に考えるとよい。もしかしたら部下の行動量が足りていなかったのかもしれない。性格的なところで課題があるかもしれないし、スキル不足の可能性もある。そこを部下に寄り添って探っていけば自ずと力を入れるべきポイントがわかってくる。そこまで深掘りしていかなければ、改善は見込めないし、本人のためにもならないだろう。


まさかサッカーのコーチングが企業での指導にも役立つとは思いもしなかったが、ヒントは社外の思いもよらないところにあるのかもしれない。


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