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ADMRコラム73 「共犯者」をつくろう

 ちょっとした連絡ミスで取引先を怒らせてしまう。すぐに謝りに行けばいいのだが、叱責されるのが嫌で、メールのお詫びで済ませてしまう。別のお客様には「近いうちに連絡します」と言っておきながら1カ月以上、経ってしまった。共通するのは、次に会うきっかけをつくりにくいことだ。気にはなっているものの、何となく放置してしまう。


 担当する取引先、お客様は他にもたくさんいて「一社もしくは一人くらい失っても大きな問題にはならない」という、その場しのぎの考えが浮かんでは消える。上司は「あそこの会社はどうなっている」と聞いてくることもあり、あいまいな返事でごまかしているが、それ自体が大きなストレスになっている。


 自分の失敗だから言い出せなくて、上司に報告、連絡はもちろん相談もしていない。「報・連・相」が大切と言われながら、なかなか徹底できない要因の一つがここにある。成果が上がったときは誰もが喜んで報告する。個人の責任が問われない業務上の課題ならば相談するかもしれない。


 しかし自分のミスで上司、会社に迷惑をかけるかもしれないこととなるとどうか? 「失敗を知られたくない」「怒られたくない」という意識が強いほど、自分で悩みを抱え込むことになる。


 個人では解決できないまま問題が大きくなることを防ぐために、部署内でのコミュニケーションが必要になる。「報・連・相」を会社の重点方針として掲げている企業が少なくないのも、そのためだ。見方を変えれば、徹底するのが難しいからこそ会社側が社員に呼び掛けているとも言える。


 それでも難しいのであれば、個人の意識を少し変えるのはどうだろうか。プライベートでは悩み事があれば知人、友人に相談する。解決はしなくてもそれで気が楽になったりする。同じように、ミスしたこと、うまくいかなくて会社に迷惑をかけそうなことがあったら責任をシェアすると考えるのはどうか。


 先輩であれ上司であれ「まずい状況」を共有すれば、放っておくわけにはいかない。知っていて対応しなければその人も責任を問われる。表現は悪いが”共犯者”をつくるのである。そう考えれば、自分のミスも相談しやすくなるかもしれない。先輩であれ上司であれ「まずい状況」を共有すれば、放っておくわけにはいかない。知っていて対応しなければその人も責任を問われる。表現は悪いが”共犯者”をつくるのである。そう考えれば、自分のミスも相談しやすくなるかもしれない。


 もちろん、相談された方は逃げずに課題に向き合うことが求められる。一緒に責任を負う姿勢がなければ後輩や部下の信頼を失う。「報・連・相」を大切と言いながら、それを受けた方がスルーしていたのでは、ちょっとした失敗が取り返しのつかないことになりかねない。相談された時点で”共犯者”になっていることを忘れてはならないということだ。


※このコラムは毎週水曜日に掲載いたします。またADMRではYouTubeで動画配信を行っています。ADMR公式チャンネルはこちらからご覧いただけます。

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